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ふいに旅をしたいなと思った

2014年09月17日

ただ急に旅がしたいといっても現実的じゃないので、とりあえず気分だけでも味わおうと紀行文というものを読んでみました。余計旅がしたくなりました。(白目)

やめて帰ろうという判断は確かに賢明だ。しかし、その賢明さにいったいどんな意味があるというのだろう。大敗すれば金がなくなる。金がなくなれば旅を続けられなくなる。だが、それなら旅をやめればいいのではないか? 私が望んだのは賢明な旅ではなかったはずだ。むしろ、中途半端な賢明さから脱して、徹底した酔狂の側に身をゆだねようとしたはずなのだ。ところが、博奕という酔狂に手を出しながら、中途半端のまま賢明にもやめてしまおうとしている。賽は死、というのに、死は疎か、金を失う危険すらもおかさず、分かったような顔をして帰ろうとしている。どうして行くところまでいかないのか。博才の有無などどうでもよいことだ。心が騒ぐのなら、それが鎮まるまでやりつづければいい。賢明さなど犬に喰わせろ。 沢木耕太郎『深夜特急〈1〉香港・マカオ』(新潮文庫)、1994年

という下りがとても響いた。こういう旅人思考って常に持っておきたいな。

(とはいえこの件、筆者がマカオでギャンブルにハマってしまい一旦冷静になって帰ろうとしたところ「いややっぱりもうちょっとやりたい」の言い訳として使われた文なのでそれさえ聞かなければとても美しい話なんだけど)

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)
沢木 耕太郎
新潮社
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2014年09月17日

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自己紹介
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KEISUKE TSUKAYOSHI

UX Designer / UI Designer.

株式会社Fablicでフリマアプリ"FRIL"などの事業サービスのプロダクトマネジメントやデザインを担当しています。

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