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コラボレーティブデザインを実践してみた

2014年09月30日

ついこの間、コラボレーティブデザイン(デザインスタジオ)を実践する機会があったのでミーティング中にふいに提案してやってみたレポート。結論、なかなかよかった。

デザインスタジオ

まずコラボレーティブデザインを簡単に説明すると、Lean UXで推奨されている共創スタイルのデザイン手法で、そのコラボレーティブデザイン的な考え方でみんなで同じ場に立っておおまかなデザイン(レイアウト)を形作っていく会をデザインスタジオと言います。

手順としては

  1. デザインの要件を確認する(課題の定義と制約の明確化)
  2. 10分ほどを使って全員が紙にレイアウトを描く(個別のアイディアの創出)
  3. ファシリテーター(デザイナー)がそれらを総評したあとレイアウトをひとつに絞る(プレゼンテーションと批評)
  4. 10分ほどを使ってそのレイアウトを再び全員で改良する(イテレーションと洗練)
  5. ファシリテーターがそれらを総評しまとめ、全員の了解をとる(チーム全体でのアイディアの創出)

みたいな感じ。(カッコ内はLean UXの正式な手順名)

あたりがLean UXで紹介されていたこの手法のメリットです。もともとは「どうしてそのデザインになったのか」を全員と暗黙的に共有できていることでそれぞれの作業の見通しが立てやすかったりコミニュケーションなしに理解できるようになるのがこの手法の大きい利点ですが、今回の場合は時間をかけずに納得のいくレイアウトを最速で決定するために用いました。

実際の状況

急遽実施した背景としては、

デザインレビューの際このようなカオスな状況に陥ってしまい、このままだと「とりあえず持ち帰って検討してください」→「うーんなんか違う」→「とりあえず持ちk(ry」となってしまうパターンだと思ったので提案してみました。

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気をつけた点

気軽に書いてもらう

参加する人はエンジニアであったりディレクターであったりするので、もちろんこの作業が本職でないことを理解していると明言し、気軽に思い思いのデザインを書いてみてくださいと指示しました。

ファシリテーターとしてしっかりフォローする

先に述べたようにみなさん本職ではないので、どうしてそのデザインになったのか説明してもらう際にはぼくがファシリテーターとして圧倒的に相づちを打って、言葉を付け加えたりフォローすることを意識しました。

こうすればよかったと思った点

時間をきっかり決めてチャイムを鳴らすべきだった

時間を決めてやるには難しいかなと思い、ぼくの裁量で進めて行ったのですが、これは時間を決めてチャイムをしっかりならしたほうが良かったですね。場の締めかたが上手くいきませんでした。

デザインを描いたあとのレビュー会の開始合図にもなるので、スマホアプリなどを使って音を鳴らすとよさそうと思いました。

どのデザインでいくか意思決定するのが難しかった

これが最も難しかったのですが、6人でやったとして6つのデザインがあがってきたあと、どのデザインで進めるかの意思決定をどうすべきか悩みました。

最終的にはぼくがデザイナーとして代表して選択したり、まとめたりして全員の合意をとりつつ進めることになりました。

良かった点

コミュニケーションがたくさんとれた

この手法のいいところは、エンジニア、ディレクター、マーケッターなど全員でデザインに向かい頭を使う点で、これをしたことでどのようにデザインが決まったかなどの背景や意味を全員で共有できたのが後にすごく役に立っている気がします。

みんな思い描いているものが見える化した

ペルソナなど作って意思疎通を試みたとしても時には意識のズレは起こると思うのですが、頭の中からブレスト的に各々考えていることがアウトプットして理解できたのがよかったです。


「コラボレーティブデザインってご存知ですか」から始まったデザインスタジオでしたが、急に始めたわりには良い結果が出て、なかなかよかったです。

なにより、みんな打ち合わせ前より晴れ晴れした表情になっていた一番印象に残りました。

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自己紹介
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KEISUKE TSUKAYOSHI

UX Designer / UI Designer.

株式会社Fablicでフリマアプリ"FRIL"などの事業サービスのプロダクトマネジメントやデザインを担当しています。

実績など詳しくはこちら

copyrights(c) Keisuke Tsukayoshi.