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美術館の照明についてすこし調べてみる

2013年05月14日

美術館ってどうしてどうしてあんなに美術館っぽいんだろうと思い立って、とりあえずPinterestで美術館の写真資料を集めてながめていたら、気づくことがいくつかあったのでまとめておきます。

※美術館=作品を見るものとして話を進めていきます

ほとんどの美術館には照明デザインがしっかりと施されている

作品をみせるのに、ほとんどの美術館は作品にむけて照明をつかってライティングしています。もちろん当たり前といえば当たり前なのですが、美術館は部屋全体よりも作品に焦点をあててて、作品以外の部分にはほとんど目がいかないような設計になっているような印象をうけました。

照明自体には気づきにくくなっている

たいていの美術館には照明があるものですが、学校で照明学を学んだみいみちゃん@cape31324に話を聞いてみると、照明は「作品を目立たせながらも、照明は目に入らないように、気づかれないようになっている」とのことで、ぼく自身ちゃんと美術館をみるまで照明の存在にほとんど気づいていなかったのでかなり納得させられました。

美術館には必ず影がある

美術館の照明についてしばらく考えてみたのですが、作品を目立たせる役割を果たしながら、作品以外を目立たせないこともかなり大きな役割だと感じました。というよりむしろ、影をデザインする意味のほうが大きいのでは。

みんなでひとつの作品を眺める

作品をみるとき、たいていの場合、「作品」と「作者」と、「見ている自分」と「見ているみんな」が存在を感じます。ひとりっきりで作品をみるのと、みんなでみるのとでは結構UXも変わってくるんじゃないかなと思いました。

美術館・博物館についての面白いページがあったので抜粋

(2)鑑賞のための照明 鑑賞の場においては、展示物が持つ姿・形・色等が好ましく、かつ正しく表現される照明視環境の設定が重要であり、次に示す項目についての検討が求められます。 2.1 照度 展示物に対する照明は、光放射による損傷保護の面から、鑑賞者に低照度で快適な視環境を作り、満足感を得てもらうかがポイントといえます。そのため推奨照度は、展示物への放射の影響を考えて決定されています(表8.2参照)。これらの推奨値は維持照度であり試用期間中は、下回ってはならない数値です。 2.2 輝度 照度を低く押さえた視環境下で快適に展示物を見るためには、人間の視覚生理特性に基づいた照明設計を行う必要があります。従って、来館者が入館から展示物に至るまでの空間においても光源や屋外の光り等の高輝度面を抑え、低照度・低輝度にする工夫、すなわち目の順応状態を低く抑えることが求められます。さらに展示物の輝度を背景輝度よりも高くするなどの明視の環境条件を整えることが必要となります。図8.1は、周辺の輝度と中心の輝度との比を変化させた場合の視力の変化を示したものです。背景となる部分の輝度の比率が高いと見え方が低下することを示しています。 ほんと考えられて作られてるなぁ。

ウェブのデザインに光彩ってよく使いますが、よく考えてみると光らせる意味とか、光らせ方とか、影のつけかたとかよく考えたことなかったなと思いました。勉強する価値はありそう。

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2013年05月14日

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自己紹介
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KEISUKE TSUKAYOSHI

UX Designer / UI Designer.

株式会社Fablicでフリマアプリ"FRIL"などの事業サービスのプロダクトマネジメントやデザインを担当しています。

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